研究開発

先端技術で未来を創る

お客様の新製品開発における「強力なパートナー」を目指すニチコンでは、お客様が求める高機能製品を迅速に開発することをモットーとしています。そのため、「電子機器用コンデンサ」「回路製品」「電力・機器用コンデンサ」それぞれの製品分野ごとに、材料開発からの一貫した研究開発体制を構築。研究開発部門と生産部門が密接に連携することで、新技術の早期実用化・製品化を実現しています。

電子機器用コンデンサ
回路製品
電力・機器用コンデンサ
電子機器用コンデンサ

電子機器用コンデンサ

アルミ電解コンデンサ

アルミ電解コンデンサ
さらなる小形・大容量化、高耐圧化、長寿命化に取り組んでいます。
アルミ電解コンデンサの性能は、電極箔と電解液に大きく左右されます。ニチコンは電極箔の表面積を拡大する「エッチング」技術、誘電体を形成する「化成」技術、高耐圧・長寿命に影響する「電解液」の開発技術において業界トップの技術力を保有しており、アルミ電解コンデンサの性能向上を目指して、様々な角度から可能性を探求しています。

導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ

導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ
さらなる超低ESR、小形・大容量化に挑んでいます。
将来の市場要求に応えるため、さらなる超低ESR、高信頼製品の開発を目指し、アルミ電解コンデンサで培った独自技術を生かしたアルミ固体電解コンデンサ用素子設計、陰極材に使用する導電性高分子、その他構成部材の開発に取り組んでいます。

導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ

導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ
さらなる高性能、高信頼化に挑んでいます。
導電性高分子と電解液の特長を兼ね備えた導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサは、車載市場を中心に、顧客要求が非常に強くなっています。さらなる高性能、高信頼品の開発を目標に、電極箔、導電性高分子、電解液に代表される構成部材の開発に取り組んでいます。

電気二重層コンデンサ

電気二重層コンデンサ
高容量タイプの製品化と用途開発を推進しています。
高容量・高出力という、この製品の特性をさらに引き出すための研究開発に取り組んでいます。同時に、用途開発にも取り組み、実装時の自由度を確保しながら、適用用途の拡大に努めています。

フィルムコンデンサ

フィルムコンデンサ
小形化と安全性・信頼性の向上に取り組んでいます。
回路の高密度実装化に対応するため、小形化を実現する、より薄い誘電体フィルムの開発を進めています。また、EV・HEV向けのインバータ駆動用として、長寿命で安全性の高いコンデンサを開発し、高い評価を得ています。

正特性サーミスタ

正特性サーミスタ
素子の高性能化に向けた材料研究に取り組んでいます。
材料組成によるサーミスタの電気特性の変化などを研究し、その結果をもとに高性能な素子の開発や小形化、歩留り向上を図っています。今後さらに原料の合成反応や焼結反応の検討を進め、いっそうの高性能化を目指します。
回路製品

回路製品

スイッチング電源

スイッチング電源
高効率化・高力率化・省電力化を目指して開発しています。
スイッチング電源の生命線ともいうべきノイズ対策に万全を期すとともに、高効率化・高力率化を目指した製品開発を進めています。また、環境保全に貢献する、より低消費電力の製品開発にも注力しています。

機能モジュール

機能モジュール
要素技術の結集によりエコカーのキーデバイスを開発しています。
材料、微細加工、実装、接続等の要素技術を結集し、高密度実装ニーズに対応した製品の開発を進めています。EV用「充電器」、「DC-DCコンバータ」、「駆動用インバータ」などの開発に取り組んでいます。
さらには、EV用急速充電器、V2H(Vehicle to Home)システム、家庭用蓄電システム、そして、再生可能エネルギーを利用した分散型電源システムを開発しています。当社はこれらの環境・エネルギー分野を、コンデンサと並ぶ経営の柱として注力しています。
コンデンサなどの自社製品部品とその技術を活用し、さらなる小型・軽量・高機能化に取り組むとともに、環境に配慮した製品づくりや医療に役立つ開発に努め、これからの明るい未来社会づくりに貢献してまいります。
電力・機器用コンデンサ

電力・機器用コンデンサ

電力用コンデンサ

電力用コンデンサ
信頼性・安全性向上、環境負荷低減に取り組んでいます。
製品の信頼性・安全性の向上と環境負荷低減が大きなテーマ。そのため、地球温暖化防止のための排出抑制対象ガスである六フッ化硫黄ガス(SF6)レス化、製品への保安装置付加、そして鉛フリー化を推進しています。

機器用コンデンサ

機器用コンデンサ
高周波・大容量で信頼性の高い製品を開発しています。
機器のインバータ化に対応し、高周波化・大容量化に向けた研究開発を進めています。また安全性向上のための乾式化(オイルレス化)・保安装置付加とともに、環境負荷低減にも取り組み、製品の信頼性向上を図っています。