製品・技術による環境負荷低減
製品開発における基本姿勢
当社グループは、「価値ある製品を創造し、明るい未来社会づくり」に貢献すること、そして「より良い地球環境の実現」に努めることを経営理念に明記しています。この考え方に基づき、環境に好影響を与えることや、製品に含まれる環境負荷物質の低減を考慮して、製品開発を進めています。
環境に好影響を与える取り組みとして、NECST事業が提供している蓄電システムや、EV・PHVの電池を用いて家庭に電気を供給するV2Hシステムは、太陽光発電と組み合わせることでCO2を排出しない電力供給が可能となり、環境負荷の低減に大いに貢献しています。これらの発電量は年間およそ3.8億kWhに達しており、およそ21万トンのCO2排出を抑制した計算になります。(2020年時点)
一方、主力のコンデンサにおいて「GeoCap®(ジオキャップ)」や「GeoDRY®(ジオドライ)」と名称を付けた製品群は、ポリ塩化ビニルレス、鉛フリー、SF(6 六フッ化硫黄)フリーにより、廃棄時の有害物質による環境汚染を防止しているほか、機器の省エネに寄与する低抵抗化なども推進しています。
また、回路製品についても使用材料削減につながるさらなる小型化や、低消費電力化に取り組んでいます。
今後も、こうした製品の開発とビジネス拡大に努め、経営理念に掲げる「明るい未来社会づくり」と「より良い地球環境の実現」を追求します。